「散歩中に時々スキップのような歩き方をする」「後ろ足を浮かせて歩くことがある」…京都で大切なわんちゃんと暮らす飼い主様から、このようなご相談を受けることがあります。
その原因の多くは「パテラ(膝蓋骨脱臼)」かもしれません。実はパテラは、ペットショップやブリーダーから迎えたばかりの子犬でも、すでにその要因を持っていることが多い疾患です。
今回は、京都で多くのわんちゃんのお世話をしているペットシッターの視点から、先天性パテラの原因や付き合い方について解説します。
1. 犬のパテラ(膝蓋骨脱臼)は「生まれつき」が多い?
犬のパテラは、膝のお皿(膝蓋骨)が正常な位置から外れてしまう病気です。事故などの怪我で起こることもありますが、実は圧倒的に多いのは「先天性要因(生まれつき)」によるものです。
ペットショップやブリーダーからお迎えした時点で、すでに膝の関節や骨格に以下の特徴を持っているケースは珍しくありません。
先天性パテラの主な原因
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大腿骨の溝が浅い: 膝のお皿がはまる溝が浅く、外れやすい。
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アライメントの不均衡: 太ももの筋肉から膝の靭帯までのラインが一直線になっていない。
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骨格の歪み: 大腿骨や脛骨(すねの骨)が生まれつき湾曲している。
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組織の緩み: 膝を支える靭帯や関節包が生まれつき緩い。
京都で人気のトイ・プードル、チワワ、ポメラニアンなどの小型犬は、特にこれらの要因を持ちやすい「好発犬種」と言われています。
2. ペットショップでお迎えした犬でもパテラになる?
「ショップの健康診断では問題なかったはず」と思われるかもしれません。しかし、成長に伴って骨格が変化する中で症状が顕著になることもあります。
また、ショップの健康証明書に「パテラ陽性」と記載されていても、日常生活に支障がなければそのままお迎えを決める飼い主様も多くいらっしゃいます。「ケガをしていないから大丈夫」ではなく、生まれ持った体質として正しく理解してあげることが大切です。
3. 先天性のパテラは予防や完治ができるのか?
残念ながら、先天的な要因そのものを予防することはできません。 生まれ持った骨格の形を変えることは、日常のケアでは難しいためです。
完治には外科手術が必要
骨格に原因があるため、薬やサプリメントといった「内科的療法」だけで完治することはありません。根本的な治療には、骨を削ったり付着位置を調整したりする外科手術が必要です。
放置のリスク
「痛がっていないから」と放置すると、関節炎を併発したり、前十字靭帯を損傷したりするリスクが高まります。また、片足をかばうことで反対側の足まで痛めてしまう「負の連鎖」も起こり得ます。
4. 京都での暮らしで飼い主様ができること
パテラの要因を持っていても、環境を整えることで重症化を防ぎ、健やかな生活を送ることは十分に可能です。
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フローリング対策: 京町家や一般的なマンションの床は滑りやすいです。マットやコーティングで滑り止め対策をしましょう。
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体重管理: 関節への負担を減らすため、適切な体重を維持します。
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定期的なチェック: 京都には信頼できる動物病院がたくさんあります。健康診断時に膝の状態も確認してもらいましょう。
5. ペットシッターとしてお手伝いできること
パテラを持つわんちゃんのお世話には、普段以上の「観察」と「配慮」が必要です。
ペットシッターCOCCOLE(コッコレ)京都では、お散歩代行やシッティングの際、わんちゃんの歩き方や歩行のリズムに細心の注意を払っています。 「最近少し歩き方が変わったかも?」「お散歩中に足を気にする仕草があった」など、第三者の目線で気づいた変化は、すぐに飼い主様へフィードバックさせていただきます。
京都にお住まいで、愛犬の足腰に不安があるけれどお留守番が必要な時などは、ぜひ経験豊富な私たちがサポートいたします。
「おかしいな」と思ったら、まずは早めに動物病院へ。 早期発見と環境改善が、愛犬の元気に歩ける未来を守ります。